万像自在記 ある日の講話から「失敗と勘違い」

「失敗と間違い」
○ 間違いを恐れて間違いを起こさないように生きる人は、最も大きな間違いを起こしてしまうのではないか。間違いから何かを学ぶことができるのに・・・」
   人間が何か新しいことを使用と行動すれば、その結果は、まずまちがいなく失敗に終わる。しかし、その失敗自体は悪いことではなく、その経験の中で自分が見たことや、観じたこと、考えたことは、必ず次に役に立つ。このとき一番まずいのは、失敗に懲りて、挑戦自体をやめてしまうことである。そうすることでしかその人は失敗することもなくなるが、同時に自ら進歩するチャンス、成長するチャンスを失ってしまうことになる。」
 私たちは失敗に懲りて、つまり、いい意味で経験を積んで成長する。その経験が次の試みで生かせれば失敗が生きることになる。
小さな失敗も見過ごしてしまうと、取り返しのつかない失敗になることもある「失敗を放っておくと失敗は成長する」ものである。

○ 他人と同じ事をやているだけで満足できる人は、おそらく仕事は「楽しむ」ものではなく、「こなす」ものだと思っているのではないでしょうか。

○悲しみや嘆きや絶望を知っている人だけが、本当の意味での喜びや希望を自分の手につかむことができる。
                        五木寛之「不安の力」から

○どんなときでも「できない」」
自分にはできないと思った瞬間に、本当にできなくなってしまいます。たとえ、こなすだけの能力があったとしても、できないと判断したときには、本当にできなくなってしまうのです。」